かべNEWS 
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地域貢献団体発足 地域の「宝」を結ぶイベント開催


 県西北部に活力を!「点在する地域資源と人を紡ぎ合わせ、地域課題に楽しく取り組み、ふるさとに喜びを創りだそう」と、可部を拠点に発足した新団体を紹介します。

中山間地域再生へ
新団体が発足


 県西北部には、里山の恵みを生かした食や産業、文化など「宝」というべき地域資源が点在しています。しかし、過疎化が進み、限界集落となりつつある地域があるのも事実。ならば、点になっている「宝」を発掘したり、磨いて光らせたりして継承されてきた里山文化を残していこう、点を線でつないで面にし、地域に活力を呼び戻そう、と考えた人や企業が、4月に地域貢献団体「ふるさと楽舎」を立ち上げました。環境保全団体関係者、災害ボランティアNPO法人理事、都市計画家、おさかなマイスターなど個性的な7人がメンバーです。
 ふるさと楽舎では、「中山間地域を元気に」をモットーに、快適な里山環境を整え、まちの魅力を内外へ発信し、地域間や他地域と交流することを目指しています。それぞれが個々に忙しく活動しながらミーティング。「おもてなしではなく、参加者が楽しめることをやりたい」と笑顔で語るメンバーが企画した第1弾イベントは「山のそと遊びフェスin TAMADA」です。

 

循環、そして連鎖
つながりの起点に

 ふるさと楽舎の代表理事を務める秦野英子さんは、コーディネーターのさまざまな活動で中山間地域を回り、問題点が見えるたびに「何とかしたい」との思いが募っていました。「同じ思いを持つ地元企業や仲間と出合い、意気投合したのが、ふるさと楽舎創立のきっかけ」と振り返ります。「主要な街道筋ではないことから、良いものがあっても連鎖が起きにくい中山間地域。それぞれの地域の宝が元気になる企画を立てていきたい。クジャクの羽のつけ根のように、ふるさと楽舎が起点になって、地域どうしのつながりが生まれたらいいですね」と話してくれました。持続性があり、人の顔が見える企画で「そこにあるもの」の魅力を発信。新たな「人の循環」を生み出す企画集団の活動に、今後も注目が集まります。

第1弾は10月
自然体験や交流を
 

 1022日開催の「山のそと遊びフェスinTAMADA」は、「安佐北をみんなで楽しんでほしい」「安佐北や、この地に関わる団体、チーム、人が楽しく集い、新たな地域の活力になってほしい」と、参加団体や来場者の交流を願って開催されます。メイン会場となるスポーツランドTAMADAでは、自転車レースなどを楽しむ自転車コーナー(地図B)、持ち込んだ車で運転技術の確認ができるマイカーオートテスト(C)、フリーマーケット、展示や体験ブース(D)、シューティングゲームやサバイバルゲーム紹介(E)、鬼ごっこイベント「ガチ鬼ご」(F)、エコカーの試乗(G)、カート体験(H)、食品販売(I)などを予定しています。スポーツランドTAMADAから送迎バスで10分ほど走り、遊歩道を約10分歩いたところにある聖ケ滝でも、里山保全のイベントを開催。ここでは、周辺の竹の伐採を行うとともに、桧山地区の話を聞いたり、炭焼きや竹チップ作りをしたりする予定す。入場無料。ゲーム参加費が別途必要です。



桧山地区にも会場
若い力は大歓迎

 桧山地区にある聖ケ滝は、高さ約20㍍。桧山自治会の山本來会長は「私が子どもの頃は、夏の遊び場といえば聖ケ滝。みんなで滝つぼに飛び込んだものでした。大人が見守りながら、水遊びをした時期もありました」と懐かしみます。
 高齢化が進んだ現在は、竹林の手入れなどが難しく、滝周辺に人が足を踏み入れなくなりました。10月のフェスでは、環境保全の市民団体「みやじま未来ミーティング」を中心に、竹林整備事業(A)を予定。山本会長は「地域のシンボルである聖ケ滝でのイベントをきっかけに、若い力が加わるのは大歓迎。地域が元気になり、桧山地区に新たなリーダーが生まれるようになればうれしいですね」と期待しています。