太田川のガーちゃん 
場所になじみ来月で4年
 地域の人に元気
 
安佐北区亀山南1丁目の太田川にガチョウの「ガーちゃん」1羽がすみついて3月で4年。地域での生活になじみ、元気に暮らしている。
 ガーちゃんは2011年3月11日、県営荒下住宅跡地先の太田川にすんでいるのを、近くの田中光昭さん(77)が発見。人を恐れないため「飼い主がいるのでは」と安佐北署に通報した。ガチョウの遺失物届は出ておらず、河原の草を食べて日々、元気。近くの住人も間引きの野菜などを与えてきた。
 田中さんは「川の沖にいるときは『おーい、エサを持ってきたぞー』と声をかけると川に上がってくる。エサを与える住人との関係が定着し、ガーちゃんから元気をもらっている。病気にならず、他の動物から危害を受けることもなく、4年間よく生きてきた」と回顧。
 「すみついたころは4歳ぐらいの青年期だったとすれば、今は7〜8歳の壮年期では。飼い犬や人が急に近づくと、大声をあげたり、くちばしで攻撃する警戒心は衰えない。1羽で4年間暮らしてきた秘けつは食べ物の確保と警戒心に尽きる」と田中さんは分析する。
 この4年間、一時的にヌートリアと仲良く暮らしたり、JR可部線の新設最終駅の駅長に命名され、ウォーキングコースの名所に指定されたりした。
 冬場は渡り鳥と一緒に暮らし、河原で「とんど」があるときは川に移動して遠くから見るなど、人の生活習慣にもすっかりなれた。4年たったいま「いつまでも長生きをして住人に元気を」が地元の人の願い。