亀山南の螺山(にしやま) 団地上の山すそにクマの「寝床」

 安佐北区亀山南の螺山(475b)山腹の樹上にクマの「寝床」のクマ棚があるのが確認され、亀山南地区社会福祉協議会(上川秀彦会長)は7月1日発行の地区社協だよりにクマ棚の写真を載せて注意を呼びかけている。
 社協だより「あんしん」では「情報ボックス」のページに「注意 螺山すそ野でクマ棚発見」の見出しで掲載。報告は社協幹事で福祉推進委員の浅原許士さん(72)=亀山南5丁目=。
 掲載記事や浅原さんの話では、昨年11月下旬、亀山南の団地上の螺山登山道から脇に入った山すその樹木の上にクマ棚があるのを登山者が発見。浅原さんが現地を訪れて確認した。
 棚は、ながめのいい地上約8bの枝分かれした木の股に太めの枝を重ねてベッド状に作っていた。枝は青葉を付けた生木で、新しい寝床だった。木の幹には棚に登るときの爪跡が多く、生々しく残っていた。木の根元には木の実の種がたくさん混じったクマの糞があった。棚と樹木の爪あと、糞の写真も会報に掲載している。
 棚は、最初の発見場所から谷を隔てた所の大木の上に、もう一つあった。浅原さんは春を待って3月に現地を訪れ、棚は雪で崩れることなく残っていたのを見届けた(写真)。
 「まさか身近な場所にクマ棚があるとは驚いた。クマの出没と棚は関係があるのでは。昨年は木の実が豊作で、クリも多かった。地面に残ったクリの皮からイノシシとは違う食べ方が見られた。夜間に食べて昼間は棚で過ごしたのだろうか。クマの出没には注意し、登山や山沿いでの歩行には鈴が必携です」と亀山南体協野外活動部の前部長だった浅原さんは警告している。
 最近では6月7日に亀山南2丁目の道路を渡るツキノワグマを目撃する情報があった。 





大文字まつり
保存会会長の初仕事 無事終えひと安心

「今年は5月26、27の両日とも天候に恵まれ、伝統行事を無事、終えることができてひと安心」と話すのは安佐北区の高松神社大文字保存会の山本一雄会長(66)=可部3丁目、写真=。
 約300年前の大火のあと、火よけ祈願として住民が献灯したのが始まりの「大文字まつり」。初夏を告げる伝統行事である。
 保存会は1964年に発足し、山本さんは今年の役員交代で会長に。「12人の役員の中で若い方から4番目。昨年、退職したので大役を引き受けた」。
 大の文字は高松山(339b)の山頂付近に75個の電球を使って夜空に浮かび上がらせる。電球を取り付ける支柱は台風などで傷み、毎年、補修に汗を流す。頂上の高松神社に通じる参道(登山道)の整備も保存会の仕事。「川原、上仮屋の両町内会から参加する役員の皆さんの、伝統を守る強い取り組みがあってこそのまつり」を実感した。
 まつりは初日に高松神社と麓の祇園神社で神事の後、餅まきや福引があり賑わった。「今年も煙火を1日4回打ち上げて祭りを盛り上げた。少子高齢化で子どもの姿が減ったのはさみしい。名誉会員の企業、正会員の町内会、それ以外の準会員の皆さんの協力が、まつりの支え」と初夏の風物詩の演出者として強調する。