新春ソバ打ち体験で作る楽しさ、食べる喜び
「ソバ打ちを通して作る楽しさと食べる喜びを体験してもらったのでは」と話すのは三入公民館の中平健一主事(33)顔写真右=。同公民館が1月30日に初めて開いた新春ソバ打ち体験会には16人が参加して盛況だった。
 ソバ打ち体験会は公民館で月1回料理を習っている男性料理包丁クラブが昨年3月に行った「ウドン作り」の席上、「ぜひ、ソバ打ちを」の要望が出たのに公民館が応えた。「従来の平和、青少年、環境問題など予算を伴うテーマ講座とは違い、参加者が自ら経費を負担して趣味や教養を高める講座に位置づけて開いた」と中平主事。
 ソバ粉を練るこねばち、伸ばしに使う押し棒、包丁などの道具を準備。参加費はソバ粉などの材料費と講師料の1500円。出来上がったソバは半分を最後に試食。半分を持ち帰った。
 体験会の講師は久地北の太田川げんき村で活動する「ソバ打ちレディース」の2人と先生役の山根敏昭さん(62)顔写真左・上町屋=ら3人。山根さんは(財)市農林水産振興センター農林体験推進課ひろしま市民の里@安佐の担当で、ソバの栽培からソバ打ちまで一環して教えている。「体験会では自然の恵み、食の大切さを認識してもらうことを期待する」と言い、各地の公民館での講習会に声がかかる。
 体験会参加者の平均年齢は55歳。粉のこねから、伸ばし、折りたたみ、切り、ゆで、洗い、盛りまでの指導を受けた。参加した三入2丁目の増田慎太郎さん(69)は「かつてソバ打ちを習い、しばらく休んでいたので再チャレンジ」と力が入る。上町屋の高橋紀代美さん(73)は「満足できるソバができたので、さっそく家で作りたい」と張り切る。
 中平主事は「家庭などでソバを作り、喜ばれるきっかけづくりになれば幸い。今回は大変、反応が良かったので、参加者の要望を聞いて今後、公民館事業にするかどうかを決めたい」と話し、新春ソバ打ちは公民館の定番行事になりそう。




可部中学校が西川さんに感謝状
可部中学校(生徒数544人)と同校PTAは2月1日、道徳の心構えを書いた書を学校に寄贈した可部7丁目の書道家西川博文さん(85)写真左=に感謝状を贈った。
 感謝状は「生徒が豊かな心を育み、たくましく生きるよう願いを込めた書の寄贈に感謝します」というもの。
 校長室で蔵田重雄校長(58)と石井秀之PTA会長(50)が感謝状を手渡した。贈呈には矢山精一教頭(52)と、書を額に入れて寄贈した可部学区防犯組合連合会の宮本昌明会長(71)が立ち会った。
 席上、蔵田校長は「精魂込もった書は生徒の全員集会や学校だより、PTAの常任委員会でも紹介し、広く知ってもらっている」と報告。
 可部公民館の書道教室の講師をする西川さんは「書の道は50年になるが、感謝状をいただいたのは初めて。自宅も学校から300bと近い。生徒が書を見て何かを感じてくれれば幸せ」と話していた。
 額の書は孔子が唱えた儒学に由来する仁、義、礼、智、信の「五常の徳目」に和を加えた道徳の心構え。校訓の自主、敬愛、協力とも重なる。