人交差点
陶芸家の末本さん
 第4回新展で 外務大臣賞

安佐北区亀山9丁目の陶芸家で新展美術協会常任理事の末本卓敏さん(87)は第4回新展で外務大臣賞を受賞(写真)。9月7日から6日間、県立美術館で開かれた広島展で展示され、話題になった。
 受賞作は置物の「滴瀝(てきれき)の輝き」(写真左)。京都・清水寺の世相を表わす書の筆墨の滴がカメラのフラッシュで光った光景を金と銀で表現したもの。参考出品の「月夕の鋒盾」と並んで見ごたえのある独特の作品が注目された。
 末本さんが所属する陶芸団体と新展が隣り合わせで展示会を開いたのが縁で昨年、新展に入会。2回目の出展で大臣賞を受けた。
 末本さんは「新展は全国を巡回するので展示の舞台が広がり励みになる」と話す。新展美術協会の磯部徹男会長(72)は「末本さんの作品はレベルが高く、陶芸部門の強化につながる」と期待する。
 末本さんは日展と日本現代工芸理事の西本瑛泉氏などに師事。金銀箔やプラチナを使う独創の作風で知られる。自宅に螺山窯を開き、幅広く陶芸を教える傍ら国際展でも各種の賞を受賞している。
 妻の宮子さん(82)も今回「平和賞」を受賞した工芸(ステンドグラスの電気スタンド)「ドラゴンフライ」を出展し、おしどり受賞が注目された。




可部おしどり囲碁教室
 益成さん夫妻  「子どもの育成に力」

 「子ども、高齢者ともに脳の活性化に最適」と囲碁を勧めるのは可部地区で、おしどり囲碁教室を開く可部6丁目の益成稔さん(72)と妻の悦子さん(68)(右の写真後方)。
 益成さんはかつての可部公民館と現在のサンリブ・カルチャー教室合わせて10年間、囲碁教室を開く。夫妻の段位は主人3段、奥さん5級。
 サンリブでは土曜日の午後、入門初級コースと中級上級コースを開講。年少は中学1年女子(6級)と高校1年男子(8級)の二人。大人は30代から80代までの7人。「子どもの教室は8年になるが、かつて20人いた生徒も受験のあおりで激減したのは寂しい」と夫妻。
 しかし、子どもの脳の活力を高める囲碁の効用が最近、改めて話題になっている。「左脳の理屈と認識、右脳の直感力がつく。だから頭脳の武道とも言う。ルール、打ち方だけでなく礼儀作法も自然と身につく」と力が入るのが小学高学年以上の子どもへの奨励。高齢者には「認知症の防止や友だちづくりにもってこい」と強調する。