公民館で相次ぎ「防犯講習会」  人交差点
「減らそう犯罪、安心安全な街づくり」をテーマに2月、可部地区の三公民館で相次いで「防犯講習会」が開かれた。
 講習会は市の市民安全推進課が企画。安佐北区区政振興課は地区防犯組合連合会、公民館と主催、安佐北警察署の後援で区内10カ所で開催を計画。可部地区の公民館では区内6カ所目の可部が7日、三入で20日、亀山で24日開かれた。各会場とも防犯組織や自治会などの50人前後が出席し、防犯への関心の高さを示した。

可部地区で自転車盗難と万引きが多発
 可部公民館では、可部地区防犯組合(7組合)連合会の宮本昌明会長(70)=可部7丁目=が「減らそう犯罪 県民総ぐるみ運動」の取り組みを報告した。
▼増えている自転車の盗難対策では「可部高校をモデル校として駐輪場でかぎを二重にするツーロック運動を実施。正門に看板も立てて盗難防止を呼びかけている」
▼自転車に次いで多い万引きは「可部地区の大型店で相次いで発生。店のドアに『万引きは犯罪です!』のステッカーを張ったり数人で店内をパトロールしている」
▼振り込め詐欺の被害防止では「昨年8、9月に可部地区の大型店舗7カ所で高齢者に注意を促すチラシやタオルなどを配った」活動を紹介。
 このほか引ったくり被害を防ぐ自転車の前かご防犯ネットの配布、子どもの登下校時の見守り、7学区で計14台の青色回転灯車によるパトロール、450人前後が参加する少年健全育成柔・剣道大会なども開催。「関係者の取り組みと当事者の認識の高まりで振り込め詐欺の被害も減っている。自転車の盗難や万引きなどが減れば、減らそう犯罪運動の目標も達成できる」と強調した。
 安佐北警察署生活安全係の近永正義係長(54)は管内の犯罪の発生状況と被害防止対策を話した。
▼自転車の盗難は「昨年、可部地区で98件発生し、区全体の40%を占める。ツーロックしていて盗まれなかったケースは6割で、効果がある」
▼万引きでは「可部地区で昨年57件あり、区全体の36%を占めた。盗みぐせのある者がはいかいして集まる傾向がある。店は防犯意識を高め、防犯関係者も行き帰りに店内を歩くパトロールを」
▼以上を踏まえ「全体に犯罪が減る中で自転車の盗難と万引きが増えていることの認識を」と強調。
 このほか、可部と安佐地区では悪質な霊感商法の被害も。「だまされる第一歩は、相手の誘いの話に乗り始めること。大幅値引きの目玉商品を売っておいて言葉巧みに高額商品を売りつける手口。気がつくと不必要な物を買わされている」と注意を呼びかけた。
 特に近永係長は家族の協力で作成した紙芝居を使って「霊感商法の被害に遭わないヒント」をユーモアをまじえながら話し好評だった。


(写真:自作の紙芝居で霊感商法を説明する近永係長 2月7日)