「かんべ復刻版」学校などに寄贈  人交差点
可部郷土史研究会(齋秀明会長・顔写真42人)は8月末、同会の機関紙「かんべ」の復刻版(上中下巻3冊・写真)を300セット発刊。官庁や学校、公民館、図書館などに寄贈して喜ばれている。
 かんべは会員が郷土史を研究した成果を発表する場で、昭和52年に創刊。当初は年に3回、現在は2回発行している。これまで115号まで発行し、復刻版では3巻に分けて掲載。各巻に3巻すべての目次を収録し、掲載内容を探しやすくしてある。
かんべは、かつて可部・亀山地区を「漢辨郷」(かんべごう)と言ったことから付けた。創刊時の2代目会長の加川学而さん(94)=可部9丁目=は創刊号で「自分たちの郷土の歴史を探り、それによって今日あるを考え、そして子孫に何を伝え、何を残すか」を提言。これを受けて会員は意欲的に研究成果の寄稿を重ねてきた。
 4代目会長の齋(いづき)さん(83)は「かつて研究会に入った当時、郷土史の勉強で、かんべをひもとくことが多かった。今の新しい入会者から過去の、かんべを求められても手元に現物がない。それで32年間の紙面を集大成し残すことにした」と復刻版の狙い。発刊の費用は会員の寄付。
 寄贈先の小中学校からは「郷土の歴史に関するわかりやすくまとまった資料がなくて困っていた。助かる」と感謝されている。研究会では今後も、かんべの発行回数が多くなれば再復刻版を出す予定。かんべは一般の申し込みも実費で受ける。
(お申し込み先は11月1日発行の本誌をご覧ください)